40代になると、下半身の「勃ち」が悪くなって徐々に弱々しくなってきます。エッチをしても20代の頃ほど気持ち良くないし、中折れすることも……。可能であればED治療薬を飲まなくても、昔のように自然に勃起して気持ち良くエッチしたいですよね。
勃起力の回復には下半身の筋力トレーニングが良いと言われています。僕も筋トレを始めてみたのですが、最初にしっかり効果を学んだお陰で、三日坊主にならず継続してトレーニングに取り組めています。足がしっかり太くなってきて、勃起力も回復してきています。今回は運動によって下半身を鍛えることの重要性をご紹介します!
EDの克服に筋トレですか……。そりゃ効きそうな気はしますけど、正直めんどくさいなぁ。
確かに筋トレは決してラクじゃない。まずはトレーニングにどんな素晴らしい効果があるのか、しっかり知ることから始めよう。
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下半身をトレーニングすると勃起力がアップする
下半身の筋肉をトレーニングすると、勃起力が回復します。でも、どうしてEDの克服に下半身のトレーニングが有効なのでしょうか?
その理由は、身体の筋肉の70%以上が腰から下の下半身(太もも・お尻・ふくらはぎ・ハムストリングスなど)に存在しているからです。
特に、ふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれるように、下半身の筋肉は全身の血の巡りや代謝機能と関係しています。
血液の70%は心臓の下に位置しているといわれます。心臓から送られた低い位置にある血液が戻ってくるには、下半身の筋肉によってポンプのように押し上げられる必要があります。下半身の筋肉が弱まるとポンプ機能が低下して、毛細血管の隅々まで血液が運ばれず血管が退化していきます。
勃起は、簡単にいうと血流がペニスに流れ込むことで起こります。したがって、ペニスの先まで血液を十分にめぐらせてビンビンな勃起を保つには、下半身の筋肉をしっかり鍛えることが大事なのです!
筋肉をつけるとテストステロンが増える!
筋肉を鍛えると、男性のパワーの源である男性ホルモン(テストステロン)が分泌されます。男性が「男」として存在するのは、男性ホルモンが活性しているからです。男性ホルモンが多いほどやる気やパワーがあふれ、男としての能力が増していきます。
男性ホルモンにはいくつか種類がありますが、その中でもテストステロンは性欲増進や力強い勃起を促す働きがあります。また、テストステロンには逞しい筋肉を作り上げる働きがあり、逆にトレーニングを行うことによってもテストステロンが分泌されます。ですから、しっかり下半身のトレーニングを行うことがED克服に非常に有効なのです。
僕は筋肉ムキムキの筋トレ師匠から「男性ホルモンが出て全身の筋肉がつきやすくなるから、下半身をガンガンやりなさい!」とアドバイス頂きました。汗ばむ程度に身体を動かせば、一週間は男性ホルモンの産生作用が持続するとのことです。
筋肉を動かすのはストレス解消にも効果的
これまで身体を動かしてこなかった40代男性が「下半身を鍛えなさい!」と言われても、なかなか気が乗らないですよね? 筋肉を鍛えるのは面倒くさいし疲れる、というネガティブなイメージがあると思います。
正直、僕も以前はジムで筋トレをしている友人のことが全く理解できず、「どうして、そんな疲れることをわざわざするんだろう?」と不思議に思っていました。
しかし、実際に筋トレを始めてみると、筋肉がついてくるのが嬉しくなりました。また、筋トレを行うと気分が晴れ晴れとして「今日もがんばったな!」と1日をいい気分で過ごせることに気付きました。
筋肉を疲労させてトレーニングすると確かにヘトヘトになります。でも、ストレスが解消され、その疲労感は心地よいものです。テストステロンはストレスによって低下します。ですので、筋肉を付ける意味でもストレス発散の意味でも、トレーニングは非常に効果的なのです。
疲れているときこそ、かえって運動するべき
「仕事で疲れているから、筋トレなんて疲れることはせずに休みたいな……」そんな気持ちになることもあります。しかし、そこを切り替えて筋トレを行ってみると、逆に気分が爽快になって「やってよかった」と思えます。
運動とストレス解消の関係について調べてみると、筋肉を鍛える過程で脳の中からベータエンドルフィンという麻薬に似たホルモンが分泌され、これがストレス解消に抜群の効果を発揮してくれることが分かりました。
男性ホルモンや断食療法に詳しい石原結實先生は「疲れているときこそ、かえって運動するべきなのです。その方が、却って疲れからの回復が早くなります。」と述べられています。この逆の発想に驚きました!(参照:『男が病気にならない生き方』石原 結實)
下半身を鍛えることって、すごくいいんですね! でも、続けることができるか心配だなぁ……。
不安に思うかもしれないが、大丈夫だ。これを見てくれ。
成功するには「マインドセット」が重要!
僕の経験を踏まえてお話しすると、下半身の筋力トレーニングを行うにあたって大事なことは、「マインドセット」です。マインドセットとは、一言でいうと「成功するための思考をインプットすること」です。
多くの人は自分で考えて行動します。例えば、いきなりスクワットを「1日30回毎日行う」という目標を立てることです。しかし残念なことに、このような目標を立てても、おそらく一週間も続きません。なぜなら、「マインドセット」ができていないからです。物事を達成するには、成功している人の思考をセットする必要があります。
40代男性の筋トレは「雑に始める」のが超大事!
初心者が筋トレを行う上で、大切なマインドセットとは「雑に始める」ことです。とにかく、まずは行ってみることです。そして、最初からは無理はせず、ほんの少しからで大丈夫です。このように、まずは負担の無い程度で始めてみるのです。そうすることで小さな達成感が得られます。
これを毎日ではなく、自分に無理のないペースで行って行きます。具体的には、1日30回を3日に1度のペースで十分です。僕は月曜日と木曜日というように、曜日を決めて取り組みました。このようにコツコツと成功体験を積むことで、次第に自分の体力と筋力が成長していきます。
最初から飛ばして頑張るのもいいですが、継続できるやり方を取ることの方が大事です。最初のうちは、このようなやり方を取ってみることをオススメします。
よかった! 最初はラクに行っていいんですね!
ああ。それを続けていけば、やる気とパワーが勝手についてくる。フォームの研究や種目を増やすのは、その後で十分だ。
まとめ
筋肉の70%は下半身にあり、全身に血液を送り込む役割があります。下半身のトレーニングを行うことで男性ホルモンの産生が促され、ペニスにも血流が運ばれるようになるので、EDを克服する効果的な運動は下半身の筋肉トレーニングとなります。
筋肉というのは鍛えなければどんどん力が落ちていきますが、鍛えれば何歳になっても強くなっていきます。「筋肉は自分の努力を裏切らない」という言葉があります。40代からでも全然遅くありません。実際に僕もトレーニングを続けていくことで、ズボンがパンパンになってきて嬉しいです。
下半身を鍛えると基礎代謝が上がって免疫力も高まるため、病気の予防や改善にもつながります。ぜひ、「雑に始める」マインドで下半身を鍛える運動を行っていきましょう!