こんなことを気にしている人に読んでほしい
- EDを改善する運動を知りたい
僕は40代になって朝立ちの回数が極端に減って持続時間が短くなるなど、下半身の勃起力が弱まってしまいました。でも、ED治療薬に頼らずに自力で治したいと思い、いろいろ調べたところEDを解消できるストレッチや体操があることが分かりました。
EDの原因の一つに「血行が悪い」ことが挙げられます。そこで、血行をよくする運動を実践してみたところ、相当な効果がありました。そこで今回は、EDを解消するストレッチや体操をご紹介します。固くなってしまった身体を柔らかくして、下半身をビンビンに硬くしていきましょう!
僕、身体が固いんですよねー。身体よりも下半身を硬くしたいんですよ。
EDを解消するには血行の改善が欠かせない。簡単にできるストレッチや運動を紹介するので、ぜひ試してみてくれ。
Contents
なぜED改善運動にストレッチが効果的なのか?
なぜストレッチがEDを改善する運動として効果的なのでしょうか? 浜松町第一クリニック院長の竹越昭彦先生は「普段から運動をしていない中高年男性は間違いなく、股関節がガチガチに固まっています。ここを上手にほぐしてやれば、血行が良くなり、徐々に勃起力も回復してくるのです」と言われています。
ここで勃起のメカニズムを確認してみましょう。
勃起のメカニズム
竹越昭彦先生が言われるように、血行と勃起は関係しています。
図を見ると分かるように、勃起は陰茎海綿体というスポンジ状の勃起性組織に血液が流れ込むことで起こります。しかし、動脈の流れが悪いとうまく海綿体に血液が流れず、完全な勃起が難しくなります。
なお、EDは心筋梗塞・脳梗塞の前兆といわれています。なぜなら、性器の動脈は体のさまざまな動脈の中で一番細いからです。血管本来の構造が壊れて働きが悪くなる動脈硬化の影響が、一番最初に現れる場所が性器なのです。
ストレッチの効果
ストレッチは血流を良くして老廃物を排出する働きを高めます。さらに、身体の歪みを強制して精神的なストレスを解消します。ストレスは、勃起に必要な副交感神経(リラックスの神経)の働きを抑え、また動脈硬化を引き起こす原因となることも指摘されています。
このように、ストレッチを行うことは血行とストレスの改善になるため勃起力のアップに有効なのです。それと同時に、日々のストレッチはEDの予防や克服に繋がります。積極的に日常に取り入れて、ビンビンな下半身を取り戻したいですね!
ストレッチって、EDにいいんですね! 開脚とか行えばいいんですか?
もちろん開脚のストレッチは有効だ。それ以外にもいくつかあるので、それぞれ見ていこう。
AV男優が薦めるEDを解消するストレッチ運動のやり方
田淵正浩さんというAV男優がいらっしゃいます。AV男優というと色眼鏡で見られるかもしれません。しかし、田淵正浩さんは「快医学」の瓜生良助先生に師事されて医学の勉強を数年間されています。健康指導士の資格も取得されており健康学に詳しい方です。
田淵正浩さんの知識は実践的ですし、AV男優ということで経験も豊富なので非常に参考になります。田淵さんの提唱される健康法は瓜生良助先生の系譜からきており、さらに医学博士の甲田光雄先生に繋がっているので、しっかりとした方法であることが分かります。
EDを解消するストレッチその1:田淵式スクワット
(引用:夕刊フジ「AV男優に勃起力再生への秘訣を聞く(4) 骨盤の可動域をよくする絶倫スクワット」)
AV男優の田淵正浩さんが推奨されているのが「四股ふみ+スクワット」の田淵式スクワットです。相撲取りの行う四股ふみの形で両足をついて、上体をまっすぐに起こした姿勢でスクワットを行います。
田淵式スクワットの効果は?
このトレーニングの目的は骨盤と肩甲骨をほぐすことにあります。田淵さんは「毎日行うことで、眼に見えて確実に効果があります。続ければペニスの硬さと反りが10~20%は違ってくることが実感できるでしょう」と言われています。
田淵式スクワットのやり方
- つま先と膝を同じ方向(外側)を向けて上体をまっすぐにする。
- 足先の角度は30度から45度。
- そのまま上体を上下に動かし、スクワットを行う。
肩を内側に入れるように身体を左右にひねって、背中や肩甲骨をほぐしていきます。この田淵式スクワットは、お尻を一番下まで降ろすフルスクワットではありません。降ろす位置は腿が床と平行になるくらいになります。
EDを解消するストレッチその2:金魚運動
田淵さんがおすすめされている運動の2つ目が「金魚運動」です。金魚運動は身体全体をほぐして緩ませ、インナーマッスルを効率よく使って鍛えることができる運動です。
金魚運動については医学博士・甲田光雄先生の「小食の実行で世界は救われる」に詳しいです。
金魚運動の効果は?
この運動は背骨の歪みを整える体操です。背骨の左右の狂いが強制されると、便通が良くなり便秘症が治ってきます。ぎっくり腰も良くなってきます。背骨の狂いが強制されるので寝相もよくなってきます。
脊柱を中心にして左右に振ると脊柱の両端で縦に走っている交感神経(緊張の神経)が刺激され、機能が活発になります。また後述する呼吸での腹の出し入れは、ヘソの左上にある太陽神経叢が刺激されるため、副交感神経(リラックスの神経)が活発になります。したがって背と腹の両方を運動することで交感神経と副交感神経のバランスが整うということです。自律神経のバランスが整うと自律神経失調症が治ります。
金魚運動のやり方
- 平らな床の上で仰向けに寝て、後頭部で両手を組む。
- 足首をできるだけ手前に起こす。
- 魚が泳ぐように「く」の字に身体を左右にうねらせる。
- 朝夕方1日ずつ、1回1~2分行う。
↓動画を見ると分かりやすいです。
EDを解消するストレッチその3:毛管運動(ゴキブリ体操)
毛管運動は血行を良くする体操です。両手両足を天井に向けてピクピクさせる姿がゴキブリの姿を連想させるので、別名ゴキブリ体操とも呼ばれています。すごいネーミングですが、この体操の効果は本当にすごいです。
毛管運動の効果は?
血液循環をよくするのに絶大な効果があります。この運動を毎日しっかり行っている人は、シミヤシワ、肌荒れも消えていくと甲田先生は言われています。また冷え性も治っていきます。
実際に僕も行っていますが本当に冷え性が治ります。1ヶ月で基礎体温が0.5℃は上がりました。また、目覚め時にこの運動を行うとスッキリ起きることができます。
毛管運動のやり方
- 手は肩幅に、足は腰幅に合わせ、足裏は床面と水平になるようにする。
- 手と足を直角になるように垂直に伸ばし、細かく振動させる。
- 振動させた後に手足を回すと良い(動画参照)。
- 朝夕方1日ずつ、1回1~2分行う。
↓動画を見ると分かりやすいです。
EDを解消するストレッチその4:火の呼吸
最後に、ストレッチとは少し違うのですが呼吸法をご紹介します。それが「火の呼吸」です。田淵さんは火の呼吸について「早漏克服に大きなウエイトを絞めています」「セックスがものすごく強くなる呼吸法」と言われています。
火の呼吸とは?
格闘技で「ヒクソン一族」「グレイシー柔術」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。その格闘家ヒクソン・グレーシーがトレーニングに取り入れたことで有名になったヨガの呼吸法が火の呼吸です。
独特なリズムで腹を凹ませて鼻呼吸を行うことで、酸素を細胞に吸入してスタミナをアップさせる効果があります。効果が絶大なのですが、やり方が非常に難しいので最初はスローペースで練習していきます。
集中力が上がったり、恐怖心を無くしたり、血液循環をよくします。運動パフォーマンスを上げるとも言われます。
火の呼吸のやり方
- 口を閉じ、お腹を凹まします。それにより鼻から息が吐き出されます。風船を押すと、押した分だけ口から空気が出ていくイメージです。
- 息を吸うことは意識しません。吐けばその分だけ自然に入ってくるイメージです。過呼吸になるので吸うのは危険です。
- フッフッフッと鼻から息を吐きます。これを高スピードで行います。1分間に100回前後が目安ですが、慣れないうちはゆっくり行います。
- 最後に「ムルバンドゥ」という動作を行います。
ムルバンドゥ:息を吐きながら腹を凹まし、性器を引き上げ、肛門を上に引き上げるように締め息を止めます。その後、すべての締め付けをゆるめながら息を吐きます。
↓動画を見ると分かりやすいです。
まとめ
EDの原因の一つは血流が悪いことです。それを解消するのに有効な運動がストレッチです。AV男優の田淵正浩さんが推奨されているのが「田淵式スクワット」「金魚運動」「毛管運動」「火の呼吸」です。
どれも手軽に始められる運動ばかりですので、ぜひできるところから取り入れてみてください!