僕は40代になって朝立ちが減り、勃起の角度も持続力も減ってしまいました。しかし、できればED治療薬には頼らずに自力でなんとかしたいと思っていて調べていたら「EDや男性更年期の改善に効果のあるツボがある」ということが分かりました。
ツボ押しでEDがすぐに治るか分かりませんが、少しでも効果があるのであれば、ぜひ試してみたいですよね。
男性ホルモンを増やすツボや、自律神経のバランスを整えるツボなど、EDの症状を改善すると言われているツボがたくさん見つかりましたので、今回はEDに効くツボの場所、さらに正しいツボの押し方や素人が間違えやすい注意点についても、徹底的にご紹介します!
ちょっとした空き時間にでもツボを押すことで、少しでもEDの改善ができたらいいですよねー。
今回はEDに効果があるといわれているツボを全部で24個紹介する。この中から気に入ったものを、ぜひ試してみてくれ。
Contents
なぜ、ツボ押しがEDに効くのか?
まずは、ツボを押すと「どういう理由で身体に良いのか?」ということをご紹介します。『男によく効く ツボを正しく押せる本』に分かりやすく紹介されていました。ツボ押しが効く理由は、経絡を通じてトラブルのある内臓や器官に刺激を届かせることができるからです。
ツボを押すことで、勃起に必要な自律神経のバランスを正常化や、ホルモン分泌のバランスを整えるなどの働きかけができます。また、ツボを押すと呼吸と血行が良くなります。
ツボ押しの基本効果:呼吸が深くなる
勃起するには副交感神経が優位になっていることが必要です。リラックスして副交感神経を優位にするには、深い呼吸が欠かせません。筋肉が固まると、それと連動して呼吸が浅くなり酸素が十分に行き渡らなくなります。そのため、ツボ押しで筋肉をほぐすことが深い呼吸に繋がり、またそれがED対策となるのです。
なお、AV男優の田淵正浩さんは、「セックスにもっとも効果があったものは?」と尋ねられ「強いていえば呼吸でしょうか」「中折れなんかには、実に早く効果が表れます」と述べられています。(参照:『男ノ作法』田淵正浩・二村ヒトシ)
ツボ押しの基本効果:身体を温め血流を良くする
筋肉が固まって血流が悪くなると「冷え」が生じます。それをほぐすことによって身体を温め、血流が良くなります。
勃起は「脳」→「神経」→「血管」という過程を経て起こっています。この「血管」の部分を陰茎海綿体(スポンジ状の勃起性組織)と言います。ここに血液が流入することで勃起が起こっているので、ツボ押しによって血行を良くすることはED対策に効果的です。
ツボ押しのやり方
ツボ押しといっても、素人ではギュウギュウ揉んだり、グイグイ押したりと正しいやり方が分かりませんよね。そこで、女性整体師の書いた本『快感のスイッチ』を参照したところ、非常に分かりやすく説明されていました。ここでは、『快感のスイッチ』を参照しながらツボ押しのやり方を見ていきましょう。
ツボ押しの基本は「親指1本」
ツボ押しの基本は、「親指で押す」ことです。両手をオバケのようにして「つかむ」ような動作はしません。基本的に使う指は「親指1本」だけです。親指は、ある程度面積があって力をかけやすいので、効率よくツボに刺激を入れられます。
ツボを押すときの3つの注意点
親指の腹の部分を使ってプッシュします。ポイントはツボに対して変な角度で押さないことです。ポイントをまとめると次の3つになります。
- 爪を立てないように注意します。
- 親指の腹を皮膚に対して垂直になるように当てます。
- 腕の力をなるべく使わずに、体重を軽く乗せるようにする(片手で行うと指が疲れてしまう場合は、両手の親指を重ねる形で行う)
ツボ押しで大事なのは「角度」
ツボ押しで大事なことは、押す角度です。「垂直に押す」のがツボ押しのコツです。「ほぐしの極意は角度です」と本の著者は言われています。なぜなら、垂直に押さないと皮膚や筋肉の繊維をねじれさせ、傷めてしまうからです。
「うまい!」と思う整体師と「この人はちょっと……」という整体師の違いは、ひとえに「押し方」にあるとのことです。人の体は丸く、様々な凹凸があります。どのツボを押すときも垂直に力が入れられる人が上手い人なのです。
ツボを押す時間は約10秒
ツボ押しで、もう一つ基本として覚えておくことがあります。それが「押す時間は約10秒」だということです。
なぜなら、押す時間が足りないと筋肉の表面しかほぐれず、すぐに元に戻ってしまうからです。表面だけ緩んでも、芯が緩んでいないと一つの筋肉でバランスが乱れて、痛みが生まれてしまいます。そこで、時間をかけて凝り固まった筋肉を芯まで伸ばすことを行います。
ツボ押しの強さは「イタ気持ちいい」くらい
ツボ押しの強さは「イタ気持ちいい」くらいです。強い力でギュウギュウと行うと、芯までほぐすことができず表面を傷めるだけになってしまいます。「イタイ」と声が上がるような強さはではなく「痛いけど、気持ちいいい」くらいの強さがベストです。
この「気持ちいい」という感覚を感じることが大事で、「快医学」の瓜生良介先生は、「快」のバランスがすべての病気を治すと言われています。とても勇気の出る言葉だと思います。
手を温めて、呼吸をしながら
ツボを押すときは、両手をこすり合わせて温めて気を指先に集めてから行うようにします。そしてリラックスを心がけます。緊張していると気の流れが悪くなるからです。
ゆっくり呼吸しながら、押すときは息を吐いて、力を抜くときは息を吸うようにします。
傷や腫れ、炎症のある箇所は押さないように!
傷口を押して刺激すると傷ついた細胞をより痛めてしまう恐れがあるので避けてください。お酒を飲んだ後や発熱時、サウナに入ったときも避けます。
ED・男性更年期に効くツボの場所
それでは、EDに効くツボの場所を見ていきましょう。「手」「足」「腹」「腰&背中」というカテゴリーに分けてご紹介します。
EDに効く「手」のツボ・5選!
手のツボ・その1:「商陽(しょうよう)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:手の人差し指の爪の横(両手)。爪を真上から見たときに、爪の根元の角から親指側に2mm離れたところ。
●効果:自律神経を整える。滋養強壮。精力増強。
手のツボ・その2:「関衝(かんしょう)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:左手の薬指の爪の横(両手)。爪を真上から見たときに、爪の根元の角から小指側に2mm離れたところ。
●効果:自律神経を整え、ホルモンの分泌を促す。乗り物酔いなどのめまいを予防したり、落ち着かせたする特効穴。
手のツボ・その3:「陽池(ようち)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:手の甲側の手首で、真ん中より少し小指よりの所(両手)。
●効果:自律神経を整える。精力増強。精神状態の安定やストレス解消効果、血流改善、疲労回復、冷え症など。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
手のツボ・その4:「労宮(ろうきゅう)」
(引用http://keiohari.wixsite.com/aromabari/blank-cn1b)
●ツボの場所:こぶしを握った時に中指の先が当たる所(両手)。
●効果:血行を促進して酸素供給量を増やす。疲労回復に効果的。
手のツボ・その5:「郄門(げきもん)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:手首のシワの中心と肘のシワの中心を結んだ直線上で、手首から指8本分の位置で押して痛いところ(両手)。
●効果:動悸、息切れ、イライラなどの精神不安。鼻血、肋間神経痛など。自立神経の興奮を鎮め、精神を落ち着かせる場合に有効。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
EDに効く「足」のツボ・7選!
足のツボ・その1:「大敦(だいとん)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:足の親指の爪の付け根の人差し指側(両足)。
●効果:肝機能の向上に効果。二日酔いや男性の不妊症、精力向上。
足のツボ・その2:「三陰交(さんいんこう)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところで、骨と筋肉の境目(両足)。
●効果:冷え性や婦人科疾患、更年期障害やアレルギーの体質改善などの常用穴。ホルモンの分泌、生殖器の活性化。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
足のツボ・その3:「築賓(ちくひん)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:内くるぶしから指5本分上の指1本分かかと側。膝とくるぶしの1/3の位置(両足)。
●効果:下半身全体の血流を改善する。下腿の倦怠感(ダルさ)・脚の浮腫み・筋肉の痙攣(こむら返り)・腹痛・食あたり・アレルギーの解毒作用などにも。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
足のツボ・その4:「陰包(いんぽう)」
(引用http://sinken55.jugem.jp)
●ツボの場所:大腿内側の下約1/3の位置(両足)。
●効果:包は膀胱や子宮を指す。冷え症、下腹の痛みや疲労感、膝関節炎及びリウマチ、足の痛みやしびれ、神経痛、腎臓の病気を改善、尿漏れ、尿のキレを良くするなど。
足のツボ・その5:「前立腺帯(ぜんりつせんたい)」
(引用:『男によく効くツボを正しく押せる本』)
●ツボの場所:内くるぶしの下側(両足)。
●効果:前立腺と子宮の機能改善。
(引用:『男によく効くツボを正しく押せる本』)
※前立腺帯はツボを押すのではなく、くるぶしの下を親指でこするように行います。
足のツボ・その6:「睾丸帯(こうがんたい)」
(引用:『男によく効くツボを正しく押せる本』)
●ツボの場所:外くるぶしの下側(両足)。
●効果:睾丸と卵巣の機能改善。
(引用:『男によく効くツボを正しく押せる本』)
※睾丸帯はツボを押すのではなく、くるぶしの下を親指でこするように行います。
足のツボ・その7:「湧泉(ゆうせん)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:土踏まずのやや上の中央、足の指を曲げてへこんだ所(両足)。
●効果:不眠・高血圧・失神・ひきつけ・頭痛・足の冷えなど。体力や気力を高めて体全体を元気にする万能のツボ。血行促進効果があり、特に下半身の血行を促進。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
EDに効く「腹」のツボ・3選!
腹のツボ・その1:「関元(かんげん)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:ヘソから指4本分を下にいったところ
●効果:泌尿器疾患(頻尿、膀胱炎、EDなど)・婦人科疾患(生理不順・生理痛・PMSなど)・腹痛・下痢・冷え症・滋養強壮。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
腹のツボ・その2:「中極(ちゅうきょく)」
(引用http://yojokyu.net/blog/tubo/58/)
●ツボの場所:恥骨から親指1本分上の位置。
●効果:精子の運動率と精子数を上げる。膀胱機能の異常によって起きる膀胱炎や前立腺炎、尿道炎、尿失禁、夜尿、頻尿などの排尿障害に対して効果がある。男女問わず生殖器官を整える働きをし、特に男性の不妊に効果があるといわれている。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
腹のツボ・その3:「大赫(だいかく)」
(引用http://yojokyu.net/blog/tubo/362/)
●ツボの場所:中極の左右の位置。
●効果:男性ホルモンの分泌を促進。性器への血液循環が良くなり、その周辺の筋肉が活発に働くため、不妊症やEDに特に効果がある。
EDに効く「背中&腰」のツボ・9選!
背中&腰のツボ・その1:「腰陽関(こしのようかん)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:骨盤の上の際(きわ)を左右結んだ部分で、背骨との接点。
●効果:腰痛・腰部冷感・下肢痛・膝痛・婦人科疾患(月経異常など)・ED・冷え症など。
背中&腰のツボ・その2:肝兪(かんゆ)
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:第9胸椎の突起の下端から横に指2本分の位置。
●効果:肝疾患(肝炎、黄疸、脂肪肝、胆石など)・消化器疾患(胃炎、消化不良、食欲不振など)・脇腹の痛み・腰痛・筋肉痛・背部痛・眼疾患・夜盲症・イライラ・不眠症・癇癪・眩暈・二日酔いなど。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
背中&腰のツボ・その3:「腰兪(ようゆ)」
(引用http://happy.ap.teacup.com/kenkoudo/)
●ツボの場所:尾骨(お尻の割れ目の始まり当たりにある突起状の骨)から上に指幅2本分のところに位置。
●効果:腰痛・婦人科疾患・痔疾患・生殖器疾患(ED他)・冷え性。
背中&腰のツボ・その4:「腎兪(じんゆ)」
(引用http://www.kyushin.co.jp/advice/advice_e14.html)
●ツボの場所:おへそのラインと背骨の交差点にある骨から一つ下の骨の間の、指2本分外側に位置。
●効果:「精宮」という意味がある。腎機能・EDに関連した効果。泌尿器系の臓器である膀胱や前立腺の病気にも効果を発揮。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
背中&腰のツボ・その5:「命門(めいもん)」
(引用:http://tuinatuina1.junglekouen.com)
●ツボの場所:おへその裏側に位置。
●効果:体力の維持、免疫力の向上、アンチエイジング、精力向上、疲労回復に効果
背中&腰のツボ・その6:「志室(ししつ)」
(引用http://www.yubingtai.com)
●ツボの場所:おへその真裏にある骨から指4本分外側に位置。
●効果:精気をみなぎらせて健康を増進させる働きから、生殖器に関連する症状に効果。EDや精巣の腫れ、陰部の痛みなどに。疲労や倦怠感、体力低下などが原因で起こる諸症状の改善にも有効。
↓動画で確認すると分かりやすいです。
背中&腰のツボ・その7:「気衝(きしょう)」
(引用https://ameblo.jp/703-aroma/entry-12174145768.html)
●ツボの場所:そ頚部で、恥骨(恥骨結合)の上へりにある「曲骨」から、水平に親指の幅二本分外側の位置。
●効果:生殖器系の症状に効果。ED・精巣上体炎など。足の血行を促進する働きがあり、冷え症にも効果を発揮。
背中&腰のツボ・その8:「横骨(おうこつ)」
(引用http://songcaoji.com/index.php?m=content&c=index&a=show&catid=14&id=82)
●ツボの場所:恥骨の上縁中央から左右へ指幅半分ほどに向かった所に位置。
●効果:性ホルモンの分泌を促す。尿失禁・残尿・頻尿に効果的。
背中&腰のツボ・その9:「会陰(えいん)」
●ツボの場所:ペニスと肛門の間に位置。
●効果:男性ホルモンの産生を高める。血流がよくなり免疫力や精力を高める。
※会陰は他のツボと異なり、あまり強く押さずマッサージする方が良いと思います。
まとめ
ツボを押すことで、経絡を通じて内臓や器官に刺激を届かせることができます。そのことで筋肉が緩まって呼吸が深くなり、血行が良くなる効果があります。
ツボ押しで注意することは、基本は親指1本で角度を皮膚に対して垂直に押すことです。10秒間ほど、イタ気持ちいいくらいの強さで押しましょう。押す時には手を温めて、呼吸をしながら押します。
押す場所は手・足・腹・腰・背中といろいろな場所があります。自分の気持ちよいと感じるところを押すようにしましょう。僕は、
- 手は、人差し指の「商陽(しょうよう)」
- 足は、親指の「大敦(だいとん)」
- 腰&背中は、「腎兪(じんゆ)」
が気に入っています。ツボ押しは少しの空き時間で一人できるので、積極的に生活の中に組み込んでいきましょう。
また、そもそもEDとなる原因は男性ホルモン=テストステロンの低下にあります。すると、性的能力が低下して、セックスの遂行に不安がよぎるようになります。勃起の失敗が増えていき、そのまま放置しておくと最終的には完全なEDになります。
男性ホルモンは決断力、行動力、積極性などを司るホルモンです。完全に起たなくなる前に男性ホルモンを復活させるマカサプリを摂ることをおすすめします。