40代のED男性が精力の回復を願って亜鉛サプリを飲みたいと思ったとき、ドラッグストアやコンビニなどで市販されているものの中で、おすすめのものはあるのでしょうか? 結論からいうと、あまり推奨できないというのが実際のところです。
そこで今回は、Amazonで口コミが多いDHC、小林製薬、アサヒという大手メーカーの亜鉛サプリを調べてみます。
DHC,、小林製薬、アサヒ各種メーカーの比較
DHC |
小林製薬 |
アサヒ |
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内容量 | 30粒(1日1個) | 60粒(1日2個) | 30粒(1日1個) |
金額 | 267円(税抜き) | 850円(税抜) | 560円(税抜) |
亜鉛 | 15mg | 16mg | 14mg |
1日あたりの金額 | 8.9円 | 28.3円 | 18.6円 |
亜鉛成分 | グルコン酸亜鉛 | 亜鉛酵母 | グルコン酸亜鉛 |
DHC、小林製薬、アサヒの3つを比較してみると、どの商品も亜鉛の含有量は目安量をクリアしています(40代男性の1日の亜鉛摂取目安量は10mgです)。
亜鉛成分を見てみると、小林製薬だけが「亜鉛含有酵母」を使っており、DHCとアサヒは「グルコン酸亜鉛」を使っているのが違います。
亜鉛含有酵母とは?
小林製薬の亜鉛サプリに使用されている「亜鉛酵母」とは何のなのでしょうか? 調べてみました。
亜鉛酵母とは、酵母培養で作られた有機亜鉛で、亜鉛含有量の高い天然型ミネラル食品です。この亜鉛酵母には、亜鉛が10%含まれています。
亜鉛酵母は、酵母醗酵の生産工程で、ミネラルである亜鉛を加えることによって、亜鉛と酵母細胞成分が相互作用し、それ相応の必須ミネラルである亜鉛と、ビタミン類及び他の微量栄養素を取り込み作られたものです。
(引用:http://www.kenbijin.com/seibun/aenkoubo.html)
要するに、自然界にある天然のものではなく、化学的に生成された添加物であることがわかります。
グルコン酸亜鉛とは?
それでは、DHCやアサヒの亜鉛サプリに使用されている「グルコン酸亜鉛」とは何なのでしょうか?
グルコン酸亜鉛とは、グルコン酸と結合した亜鉛のことです。こちらも亜鉛酵母と同じく食品添加物です。グルコン酸は有機酸の一つであり、グルコースを酸化するときに最初に生成される物質です。
グルコン酸亜鉛は、人工栄養児の亜鉛強化の目的で、昭和58 年(1983 年)に食品添加物として指定され、現在、母乳代替食品への使用のみが認められている。
(引用:添加物 グルコン酸亜鉛の使用基準改正に係る食品健康影響評価に関する審議結果)
難しいことが書いてありますが、要するに亜鉛含有酵母もグルコン酸亜鉛も、どちらも食品添加物であるということです。個人的には、これらの亜鉛サプリは、あまり推奨できません。なるべくなら、天然由来の成分で亜鉛を摂ることが望ましいです。
40代男性の亜鉛不足には天然成分がおすすめ
亜鉛は40代男性になると不足していきます。特に以下の項目に当てはまる人は、不足している可能性が高いです。
- 加工食品をよく食べる
- 外食が多い
- お酒をよく飲む
- タバコを吸う
- ストレスが多い
- 疲れやすい
- 朝立ちがない、中折れするなどED(勃起不全)
亜鉛は十二指腸でしか吸収されません。身体の器官は加齢によって老化しますので、亜鉛の吸収率は40代になると下がります。そのため、食材で足りない亜鉛をサプリメントで補うことが有効です。
その場合、個人的な意見を言いますと、40代男性が上記を改善する目的で亜鉛サプリを飲むのであれば、天然由来の亜鉛成分が含まれた牡蠣のサプリをオススメします。
実際に僕も飲んでいますが、本当に足の疲れなどが無くなりスタミナがアップするので効果が分かりやすいです。
化学的に生成された添加物としての亜鉛よりも、天然由来の亜鉛サプリの方が健康に良いことは、感覚的に分かると思います。ただ、なぜ天然が良いのかもう少し理由を深く探っていくと「牡蠣にはタウリンが含まれている」ことが挙げられます。
牡蠣はタウリンを含んだ天然の栄養ドリンク
栄養ドリンクには数多くの成分が配合されていますが、その中で「タウリン」という栄養素がメジャーです。よく「タウリン○mg配合」という表示を見かけます。
タウリンは、動脈硬化を招く高血圧を正常にして血管の詰まりを防ぐ作用があります。また、自律神経の中枢に働きかけ、交感神経(緊張の神経)の働きを抑える作用があると考えられています。(引用:http://sblwellstar.com/qa.html)
このタウリンの効能は、EDの改善に非常に関係が深いです。勃起が起こるには、リラックスの神経である副交感神経が優位である必要があります。また、ペニスへの血流が悪いと力強い勃起ができません。
タウリンは牡蠣、タコ、イカなどの軟体動物に含まれていて、食事からのタウリン摂取の多い地域では高血圧や心疾患などの生活習慣病が少なく、循環器疾患による死亡率も低いことが示されています。(引用:https://allabout.co.jp/gm/gc/458770/2/)
牡蠣のタウリンは栄養ドリンク並みで、100g中に1130mgも含まれています。牡蠣が原料となっている天然由来の亜鉛サプリは、言わば天然の栄養ドリンクを飲んでいるようなものです。
まとめ
ドラッグストアで市販されているDHC、小林製薬、アサヒといった大手メーカーの亜鉛は、化学的に生成された食品添加物です。それらを摂ることをダメとは言いませんが、40代男性は亜鉛の吸収率が下がっているので、もっと質の良い亜鉛を選んだ方が良いでしょう。
天然由来の亜鉛サプリで有効なものに、牡蠣のサプリがあります。牡蠣には血流を改善するタウリンが含まれているので、40代男性がEDを改善することを目的として飲むのであれば、このように質の良いものを摂ることが本当の健康的な身体づくりに繋がります。
牡蠣の亜鉛サプリを飲んだ体験談は、下の記事で書いています。状態が改善したので、ぜひ読んでみてください。