コンビニ弁当やハンバーガーや牛丼など、ジャンクフードのようなものばかり食べていませんか? 加工食品を食べるとテストステロンが下がります。そのため、40代の男性がED対策としてテストステロンを増やすためには、食事の質を高めることがとても重要です。
想像してみて欲しいのですが、テストステロンの高い男性、例えば俳優のヒュー・ジャックマンやジェイソン・ステイサムが、コンビニ弁当や牛丼など食べていたら、どうでしょうか。とても不格好ですし、魅力的には思えません。
このように、食事とテストステロンは深く関係しています。ここでは、テストステロンを分泌・増加させる食材について、僕の実体験を交えながらご紹介します。
肉・乳製品
レバー
実は僕は肉類が苦手で、肉や乳製品についてはあまり詳しくないのですが、以下のような情報があります。一つ料理名を挙げるとすれば、レバニラがいいのではないでしょうか。
テストステロンを増やすための食事の中でも最も良いと言われているのが牛肉です。テストステロンを増やすためには亜鉛とたんぱく質が必要なのですが牛肉であれば亜鉛もたんぱく質も同時に摂取できるというメリットがあります。
(出典:更年期障害を改善!テストステロンを増やす食材 -症状や対処法など家庭の医学情報- カラダノート)
卵
卵はタンパク質の優れた供給源として知られてきました。ボディービルダーでは常食の食材として知られていて、毎日平均7~8個食べているビルダーの方もいます。そのビルダーの話を引用します。筋肉隆々のビルダーが言われているので、説得力があります。
卵の黄身がコレステロール値を上げると言われていたのは一昔前のことです。
体内のコレステロールは自分の体内で合成された物がほとんどで食材由来の物は20%ほどと言われています。そしてコレステロール値は肝臓が一定に保つように調節しています。ですので、卵の黄身はコレステロール値にそれ程影響を与える物ではないんですね。
今は栄養が豊富に含まれるメリットの方が注目されていて、逆に1日1~2個食べることが推奨されているほどです。(引用:加藤昌平メールマガジン)
野菜
ニンニク
ニンニクをつぶしたり、スライスしたりするとアリシンと呼ばれる硫黄化合物を放出します。アリシンは刺激臭のある物質で、強力な抗酸化物質のために治癒作用を持っています。また、ニンニクには「スコルヂニン」という成分が含まれています。これはテストステロンの分泌を活発にして、精子の生産量を増やす効果があります。
僕は料理する時にニンニクを「スターター」として使います。油を加熱して、ニンニクのみじん切りをキツネ色になるまで加熱すると、ニンニクの香りが油にも移って、そのあと何を入れても料理がおいしくなります。(写真は豆腐とキャベツです)
ブロッコリー
ブロッコリーは野菜の中でタンパク質が多く、筋トレしている人の中で評価が高い野菜です。ビタミンもバランスよく豊富に含まれています。そして、ブロッコリーにはエストロゲンという女性ホルモンの働きを抑え、テストステロンを高めることが期待されます。
その理由は、ブロッコリーに含まれているインドールー3ーカルビノール(I3C)と、その関連物質であるジインドリルメタンという物質にあります。この2つの物質が、体脂肪や水分を排出してくれます。
僕はブロッコリーは意味不明な野菜だと思っていたのですが、このことを知って「もっとブロッコリーを食べよう!」と思いました。
タマネギ
血液サラサラと言われているタマネギですが、実際には血液をキレイにしているのではなく、血管の中をキレイにする働きがあるそうです。マウス実験ではタマネギのエキスを4ヶ月間与えたところ、血液中のテストステロンが2倍になったという実験結果が出ているそうです。(参照:『男性ホルモンの力を引き出す秘訣』秋下 雅弘)
タマネギは常備菜として常に僕の自宅にあります。みじん切りするときに涙が出てつらいので、冷蔵庫に入れて冷やしておくといいです。あるいは、フードプロセッサーを使えば、数秒でみじん切りが完成します。涙も出ないのでお勧めです。
ネギ
ネギ類の野菜に含まれるアリシンは、血液サラサラ効果や滋養強壮に効果があります。ネギ類は含硫(がんりゅう)アミノ酸を含み、テストステロンの生成を促進します。また、脂肪や糖の代謝を高める効果があり内臓脂肪減少に役立ちます。
僕はネギを料理によく使います。ニンニクを炒めた後にネギを追加してネギ油にすると、料理全体にコクとまろやかさが出ます。
らっきょう
らっきょうも、ニラやニンニク、ネギ、タマネギと同じくアリウム属の野菜なので、同様の薬効があります。疲労回復や血液の流れを良くして、血液を浄化すると言われています。EDと血流は深く関係しているので、旬の時期に積極的に摂りたい食材です。
ただ、市販のものは添加物が入っているので、僕は自分で漬けています。ジップロックを使うと簡単にできます。なお、ここで使う砂糖は白砂糖ではなく「きび砂糖」にしてください。白砂糖は、テストステロンを下げます。
豆・ナッツ
大豆、ピーナッツ、クルミ、アーモンドなどの豆やナッツは、優れたタンパク質の供給源であるばかりでなく、ペニスの血管の弛緩を促す物質も含まれています。
納豆
大豆に含まれる大豆イソフラボンを摂取することにより、テストステロン値が上昇すると言われています。
以前は、大豆に含まれているイソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあるので、テストステロンを減少させると言われていたのですが、最近の研究では大豆イソフラボンには5αリダクターゼ(テストステロンをジヒドロテストステロンに変化する酵素)を阻害する働きがあることが分かりました。
僕は納豆は好きで食べるというよりも(もちろん好きなのですが)、タンパク質を摂り男性ホルモンを高める意識で、だいたい1日1パックは食べています。お酢を少量入れると、糸を切りやすいという裏ワザがあります。味もおいしいので、ぜひ試してみてください。
ピーナッツ
ピーナッツ(落花生)の殻には空気をキレイにする効果があるそうです。それを聞いただけでも素晴らしい食材だと思うのですが、残念ながら巷には中国産などのピーナッツが多いです。柿ピーなどのお菓子に使われているものは、おそらく100%海外のものです。
ピーナッツは千葉県産のものに限るというのが僕の持論です。しかし、金額が高いのがネックでもあります。ですので、僕はアーモンドを良く食べています。
それはともかく、意外なことにピーナッツにはコレステロールが含まれていません。ピーナッツの脂肪は太りにくい脂肪なので、むしろダイエット向きとも言われています。アルギニンが100gあたり3.2gと豊富です。
アーモンド
アーモンドはアルギニンの含有量が100gで2.1gと豊富です。ナッツ系には脂質が多く太りやすいイメージがあります。しかし、太りやすい脂肪は少なく、約70%が不飽和脂肪酸と言われます。これは悪玉コレステロールを抑える働きがあり、テストステロンの原料となるのはこちらの不飽和脂肪酸だと言われています。
アーモンドは安い通販を利用すると1kg1500円~で購入できるので、僕は良く食べています。クルミとレーズンを同時に購入してミックスナッツにしています。これが美味しくて、甘いおやつなどいらなくなるので、非常に健康的でおすすめです。
余談ですが、僕が「木の実(ナッツ)を頻繁に食べている」と父に言ったところ「小鳥みたいだな(笑)」と嘲笑されました。しかし、テレビ番組でセレブがナッツを間食にしていて健康に良いという特集を組んでいたのを見たらしく、それ以来、何も言ってこなくなりました。まったく呆れたものです。
飲み物
ワイン
テストステロンの話題から外れますが、40代男性のED対策に有効なのでご紹介します。お酒の飲みすぎは禁物ですが、少量のアルコールはリラックスするのでEDに有効となるケースがあります。アルコールの中では、赤ワインが効果的です。
「フレンチ・パラドックス」という言葉があって、フランス人は高脂肪の食事を摂るのに病気になりにくいことが医学で謎とされていた時期があり、その理由が赤ワインにあることが推定されています。
赤ワインには血管を拡張するNO(一酸化窒素)の供給を守る抗酸化物質が大量に含まれているため、心臓の健康に良いくらいであるとノーベル生理学賞受賞のイグナロ教授が言われています。
ただし、深酒をすると作用が逆転してNOの産生量が減少すると言われているので、飲みすぎには注意しましょう。何事も、ほどほどが肝心です。目安は1日にグラス2杯までです。また、飲酒の習慣がない人が、わざわざ飲み始める必要はありません。
まとめ
今回は、テストステロンを増やす食材を見ていきました。
僕は、食事を自炊することが多いのですが、まず第一に考えていることは、「添加物をなるべく使わない」ということです。そして第二に「旬のものを使う」ということです。最後に「なるべく国産ものを使う」ことです。
正直、これらを守っていれば、あまり難しいことを考えなくても、テストステロンが上がっていくと思っています。ぜひ参考にしていただき、下半身をビンビンにしていきましょう!