テストステロンを増やす方法の一つに、塗り薬があることを知っていますか? その薬の名前を「グローミン」と言います。
塗るだけでテストステロンが増えるのであれば、手軽で良いことのようにも思えますが、果たして副作用はないのでしょうか?
結論からいうと、40代のED男性はグローミンを使用されないことをお勧めします。今回は、塗り薬グローミンについてご紹介します。
このような男性ホルモン製剤は「ホルモンそのもの」で体内で変化するのではありません。頼りすぎると、身体が男性ホルモンを作ろうとしなくなる可能性があります。また医師から直接伺いましたが、精子にダメージを与え不妊になる可能性があり危険ですので、当サイトでは使用をオススメしません。
グローミンとは?
(引用http://www.daito-p.co.jp/reference/androgen.html)
グローミンは、有効成分として男性ホルモンであるテストステロンを配合した医薬品です。100gの中にテストステロンが1g含有されています。
添加物として白色ワセリン、ステアリルアルコール、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、モノステアリン酸グリセリン、メチルパラベン、プロピルパラベンを含有します。
使い方は、1日1回~2回、2cmほどの量を陰のう(睾丸部)やあご下、腹部等にすりこみます。
個人的な意見
個人的な意見を言わせていただくと、塗るだけでテストステロンが増えるのであれば、それは正直、美味しい話だと思います。僕も一瞬「使ってみようかな?」と思ったことはありました。
でも、検討した結果、グローミンを使うことは止めました。なぜなら、本当の意味では変わらないと思ったからです。
グローミンを塗れば、テストステロンが増えることは実験で分かっています。薬の中身がホルモンそのものなので、詐欺でもなんでもありません。本当に増えるのでしょう。
しかし、この手法は問題があります。それは、身体が「今後はテストステロンを製造しなくていいんだよね?」と、誤った判断をしてしまいかねないことです。
グローミンの副作用
グローミンに含有されているテストステロンは、ホルモンそのものです。体内でホルモンに変化するものではありません。ですから、薬に頼りすぎると身体が自分でテストステロンを作ろうとしなくなる危険性があります。
この現象をホルモン産生のネガティブフィードバックと言います。本来、身体はホルモンの環境を一定に保つホメオスタシスという機能を持っています。塗り薬でホルモンを蓄えれば、身体の中に十分な量があると判断して、脳からの刺激ホルモンが出なくなります。
すると、精子を作る力も弱くなり不妊症になります。
泌尿器科で男性ホルモンの本を何冊も出版されている堀江重郎教授は、テストステロン製剤について、上記のような警鐘を鳴らしています。
テストステロンが下がるのは主に加齢が原因ですが、いろいろな方法でテストステロンを高めることが可能です。その最も大きなものは筋トレであり、それに伴う食事の改善です。また、精力剤サプリメントで不足した栄養分を補うことも有効な手段です。
このような健康的な方法で、自己治癒力を回復していくことが大切です。塗り薬を塗ってテストステロンを増やすことは、一時的なその場しのぎです。残念ながら、根本的な解決になっていません。
仮面をつけた自信など借り物なので、すぐに化けの皮がはがれます。40代のED男性に必要なものは、内面からあふれる自信です。その自信は薬によってではなく、ある程度の長期的な努力によってのみ得られるのです。
僕もEDで悩んでいたとき、薬に気持ちが揺れ動いた時もありました。しかし、やはり薬に頼るのではなく、精力剤サプリを飲みながら筋トレすることにしました。
結果的に、これが遠回りなようで、実は一番の近道だったと思います。
まとめ
「薬を塗るだけ」という手軽で簡単な方法は、一見、良さそうに思えて試してみたくなります。しかし、長期的な目で見ると根本的な解決になっていないため、却って健康を損ないます。
ビンビンな生活を過ごしていくためには、やはり食事の改善、筋トレ、良質のサプリメントを摂るすることを習慣として継続することが大切です。