40代男性がED(勃起不全)を治すために勉強していると、テストステロンという名前を見かけます。
僕は最初、このような見たことのないカタカタの羅列を目にして「うわ、読めない!」と頭が拒否してしまったのですが、今では普通に読めるようになりました。「てすと」「すてろん」と分けると読みやすいです。
それはともかく、テストステロンとはどういう意味なのか、男性ホルモンとの違いについて、またテストステロンの原料や、作られる場所などについて学んだので、ここでまとめてみたいと思います。
Contents
テストステロンとは?
テストステロンとは、一言でいうと「男らしさ」を作っている源といって良いでしょう。例えば、男らしいがっしりした骨や筋肉などの身体を作り出すのは、テストステロンの作用です。また、未知の分野に向かって冒険してゆく挑戦心や、大切な仲間や家族を守る心もテストステロンの作用です。
例えば、映画ウルヴァリンで有名な俳優のヒュー・ジャックマンなど、テストステロンが高いと思います。筋肉隆々ですし、ハリウッド一の愛妻家として知られています。僕が女だったら惚れています。
同じく海外の俳優ジェイソン・ステイサムもテストステロンが高いと思います。このように、例を挙げるとキリがありませんが、テストステロンはイイ男を作り出しているホルモンです。もちろん、性欲や性機能とも関係しています。
男性ホルモンとの違いは?
男性ホルモンの別名をアンドロゲンと言います。男性ホルモンにはいくつか種類があります。それを表にまとめてみます。
男性ホルモン=アンドロゲン | |
テストステロン | ジヒロドテストステロン(DHT) |
デヒドロエピアンドロステロン(DHEA) | アンドロステロン |
アンドロステンジオン | エピアンドロステロン |
このように、正確に言うと男性ホルモン=テストステロンではありません。例えば巨人=ジャイアンツですが、巨人=王貞治ということではないのと同じです。ただし、王貞治といえば巨人というのが一般的な解釈になるでしょう(やや強引ですが)。
ちょっと分かりづらい例えだったかもしれませんが、通常、男性ホルモンと言えばテストステロンのことを指し、テストステロンといえば男性ホルモンのことを指しています。私たちは医者を目指しているわけではないので、「両者は同じことを意味している」と、これくらいの認識で大丈夫です。
テストステロンの意味
男性ホルモンの別名をアンドロゲンと言いますが、この語源は
アンドロゲン(androgen) =“andro”(ギリシャ語で男性)+“gen”(生じる)
(引用http://blog.livedoor.jp/aroma_master/archives/50576167.html)
だそうです。まさに、男性を生み出す源ということですね。
また、テストステロンの語源は
テストステロン(testosterone)(睾丸testis)+sterol(ステロール分子)+one(ケトン)
(引用http://blog.livedoor.jp/aroma_master/archives/50576167.html)
となります。テストステロンは睾丸で作られるホルモンなのですが、睾丸のことを英語でテスティースというんですね。だからテストステロンと呼ぶのですね。分かりやすいです。
(引用http://www.drillspin.com/person/view/ARDSAX334345)
ちなみに、テストステロンが見つかったのは1931年で、発見したアドルフ・ブーテナント博士はノーベル化学賞を受賞しています。
テストステロンの作られる場所
(引用https://style.nikkei.com/article/DGXNASFK0202M_S1A101C1000000)
先に述べたように、テストステロンの95%は睾丸(精巣)で作られます。残りの5%は副腎(左右の腎臓の上に1つずつある小さな臓器)で作られます。テストステロンによって睾丸は大きくなり、ハリのある形になります。
睾丸のことを「金玉」といいますが、まさに男性にとってテストステロンは金の価値がある、非常に大事な部分ということです。
ちなみに、金玉にはもう一つの語源があって、江戸時代の日本酒は清酒が存在せず、いわゆる「どぶろく(白く濁ったお酒)」であったそうです。このどぶろくを精液に見立て「酒(き)の玉」と呼び、それが訛って「きんたま」となった、ともいわれています。(参照 http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%87%91%E7%8E%89)
テストステロンは年齢で減る
(引用:日本泌尿器科学会雑誌Vol. 95 (2004) No. 6 P 751-760より)
残念なことにテストステロンは、20代前半のピークから10年ごとに平均9.2%ずつ低下していきます。しかし、個体差があり70才でも20才超えるテストステロンを持っている人もいます。テストステロンを増やす方法もありますので、40代でも気落ちすることはありません。
テストステロンの原料
テストステロンの原料はコレステロールです。
ダイエットや菜食主義を続けていると、原料であるコレステロールが不足してテストステロンの分泌が減ることがあります。しかし、単純に脂肪分を増やせば良いということではありません。悪玉コレステロールが高い人は、質の良い食事を摂って、運動することが望ましいです。
テストステロンが減ると?
テストステロンが減ると性機能が低下します。朝立ちがなくなったり、中折れしたりといったEDの症状が起こります。
他にも、物事の判断力や記憶力の低下など認知機能が低下したり、元気がなくなってため息が出たり、内臓脂肪が増えて筋肉が減るなどの症状が起こります。
僕も40代になると思い当たるフシがいろいろとあって、「テストステロンを増やさなければダメだ!」と悶絶しました。それ以来、常にテストステロンを高めることを考えて生きています。
テストステロンの高い人は嘘をつかない
テストステロンに関して、一つ面白いドイツの実験があります。テストステロンが高い人は、嘘がつけないという実験です。
91人の男性をほぼ半分に分けて、Aグループにはテストステロンの塗り薬、Bグループにはテストステロンと偽った嘘の塗り薬(プラセボ薬)を渡し、それぞれを塗ってもらいます。そして、サイコロを転がして出た目を自己申告してもらい、その目に応じて賞金を支払うという実験です。
この条件では、自己申告なので「賞金が欲しければ虚偽申告すればいい」のです。
はたしてこの結果がどうなったのかというと、AとBでは明確な差が出たそうです。Aグループはほぼ正直に申告し、Bグループは虚偽申告が多かったのです。このことから、テストステロンが高い人は嘘をつけない、公平・公正を重んじるという結果が出たということです。
テストステロンが高い人は、自分の言葉や信念、信頼や信用を大事にするということですね。僕は名作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のマックスを思い浮かべてしまいました。
まとめ
今回は40代男性に向けて、テストステロンの基本的な情報をまとめてみました。
僕はテストステロンのことを知ってから、これは本当に大事だと思うようになり、常に「テストステロンを高めるには、どうすればいいんだろう?」また、「こんな場合にテストステロンが高い人は、どういう言動を取るんだろう?」ということを考えるようになりました。
あなたも男子にとって大事なテストステロンを高めて、ビンビンな下半身を取り戻していきましょう!