40代になると、今まで普通にあった朝立ちの回数が少なくなり、中折れしてしまうED(勃起不全)になります。そこで、解決策を探しているとテストステロンという言葉にぶち当たります。
テストステロンとは男性ホルモンのことなのですが、これが低下しているのが40代男性のEDの大きな要因です。このテストステロンを高めるために、いろいろなことを行う必要があります。睡眠の質を高めることも、大切なことの1つです。
ここでは、テストステロンを高めるための睡眠時間や時間帯についてお話しします。
テストステロンを高める睡眠時間は何時間?
そもそも、人の適切な睡眠時間とは、いったい何時間なのでしょうか? よく8時間睡眠と言われていますが、それは正しいのでしょうか?
ダニエル・クリプキ(Daniel Kripke)教授という、睡眠について研究している学者がいます。その研究結果によると、6.5時間から7.5時間の間で寝る人が最も長く生きるそうです。
あのナポレオンが短時間睡眠だったように、短い睡眠時間は効率がよいようにも思えますが「6.5時間より少ない場合は長生きしない」とクリプキ教授は述べられています。また、8.5時間以上の長時間睡眠も同様に、長生きしないそうです。
そして、よく言われる8時間睡眠については、「それがベストである証拠は少しもない」とのことです。8時間睡眠論者にとっては残念なことに、バッサリ一刀両断という感じです。(参照 http://content.time.com/time/health/article/0,8599,1812420,00.html)
ちなみに、40代の日本人男性の平均睡眠時間は、6時間50分で年代別で一番低いことが分かります。ダニエル教授が理想であると提唱している時間は6.5時間~7.5時間ですから、ちょうど良いことになります。40代男性、これはさすがという感じです。
なお、アメリカで男性10人に対して最初の1週間は8時間睡眠をとり、次の3日間は10時間睡眠をとり、次の8日間は5時間睡眠をとり、その男性ホルモンの変動を調べるという実験が行われました。
その結果、5時間睡眠の場合、男性ホルモンが10~15%下がったことが分かりました。やはりテストステロンを高めるには、睡眠時間は6.5時間から7.5時間が理想と言えそうです。
僕も、自然とそれくらいの睡眠時間になっています。(ただし、昼寝と合わせてですが)
テストステロンを高める睡眠の時間帯
睡眠時間が6.5時間が良いことが分かりました。すると、時間帯はどうなのでしょうか? 例えば、深夜3:00に寝て9:30に起きるような生活でも、テストステロンは高まるのでしょうか? 実は、僕の仕事が夜勤なので、まさにこのパターンなのです。
答えは、泌尿器科の堀江重郎教授の本に書かれていました。テストステロンを高める大事な時間帯は深夜の1:00~3:00とのことです。
テストステロンは深夜の睡眠中に製造され、最も高まる時間が深夜の1:00~3:00なのです。堀江教授は「夜更かししているとテストステロンが十分に作られません」と言われています。
「じゃあ、夜勤の人はどうすればいいんですか!?(泣)」ということになりますが、泣き言を言っても仕方がないので、僕は寝る前のスマホを見ることを止めました。
ブルーライトというLEDの光を浴びると脳内時計が狂うので、なるべく見ない方ようにするのです。すると、ぐっすり眠れて翌朝は気持ちよく目覚めることが出来るようになりました。
まとめ
筋トレをしているトレーニーたちも「寝ている時間は、成長ホルモンが分泌されて筋肉がつく大事な時間」と言っています。睡眠は、テストステロンを高めるための重要な要素の1つです。
睡眠は、なるべく6.5時間~7.5時間の範囲に収まるようにして、深夜の1:00~3:00には寝ているようにしましょう。
また、睡眠の質を高めるために寝る前にスマホを見ることはやめましょう。
質の良い睡眠を行うには日中の活動が大事です。テストステロンを高めるためにしっかり筋トレして、しっかり睡眠をとりましょう!