あなたは最近、「なんだか、やる気が起きないなぁ……」とか、「若い頃のように情熱的に仕事に取り組めなくなったなぁ……」とか、「おれは、このままでいいのかなぁ……?」といった漠然とした不安などを感じていませんか?
このような症状を、男性更年期(障害)といいます。男性更年期とは、一言でいうと「男らしさ」を失ってしまう病気です。40代以上の男性が遭遇してしまう、深刻な病気です。
この男性更年期は、どのような原因で起こるのか? また、完治することは可能なのか? ということが気になりますよね。
そこで、この記事では、男性更年期の原因と完治について見ていきます。
男性更年期は放置すると完治どころか悪化する
男性更年期(障害)になると、精力、気力、活力といった、人生や恋愛に対しての情熱が湧き起こらないという、精神的な症状が出てきます。
通常、人間には病気なると自己治癒力が働きます。例えば、風邪をひくと熱が出て食欲がなくなります。これは、体の中に入ってきた風邪ウイルスを退治しようとする身体の防衛反応の表れです。
ところが、男性更年期の場合、放置していても完治することはありません。それどころか、いまのままの状態を放っておくと、心筋梗塞や脳梗塞などの恐ろしい病気に進展する恐れがあります。
なぜなら、男性ホルモン=テストステロンには血管を拡張させて血流をよくする働きがあるからです。テストステロンの減少を放置していると、動脈硬化が進行していく恐れがあります。
動脈が固くなって血流が悪くなると、当然のようにペニスの血流も悪くなって下半身の元気が衰えてEDになり、性生活も満足に営むことができなくなります。
これらは、すべてテストステロンの低下によって起こります。残念なことに、男性ホルモンは放置していても勝手に増えることはありません。
原因はテストステロンの低下
更年期障害の原因は、男性ホルモンが減少することにあります。専門用語で「テストステロン減少症(LOH症候群)」と言われています。
更年期障害は、女性の場合であれば閉経があるため、症状が分かりやすいです。しかし、男性の場合は「何となく気持ちが前向きにならない」といったあいまいなものなので、発症に気付くのが遅れがちです。
実際に、僕もいつの間にか朝立ちがなくなっていたり、人生に対して気持ちが前向きにならなかったり、いつの間にかこの症状に陥っていました。「いつの間にか」っていうのが怖いところです。
男性ホルモンは、脳の指令によって睾丸で作られる「男らしさの源」です。これが、いつの間にか枯渇しているのです。
男性ホルモンは、この図のように加齢によって生産量が減少していきます。
当然ですが、年齢を重ねることを防ぐことはできません。しかし、男性ホルモンを増やす方法はあります。それが運動、食事の改善、サプリメントによる栄養摂取です。
普段の生活の中での男性更年期の対策
例えば、雑誌でいうとLEONやサファリに出てくるような男性モデルは活動的・精力的に見え、テストステロンが高いことが一目で感じ取れます。
ああいう風な、少し野性味あふれるかっこいいオヤジになりたいなぁと思って、僕は筋トレを開始しました。
具体的には、1回1時間~1時間30分くらいのトレーニングをジムで行うようにしました。これを週に4回から5回、継続して行うことで、身体がかなり変わってきました。
また、食事を改善しました。お米は白米から玄米に変えて、タンパク質を多めに摂るように心がけました。
また、外食は控えて、なるべく添加物を摂らないようにしました。食品添加物は男性ホルモンの産生を妨げるといわれているからです。
また、精力剤サプリメントも飲みました。マカと亜鉛が入っているものを、毎日飲むことを行いました。特に亜鉛を飲むと、全然疲れなくなりました。
このような自己治療を行うことで、僕は男性更年期の症状が改善されて朝立ちも復活して、気力も回復してきました。
何もせずに今の状態をそのままにしていても事態は好転しません。少しでもいいので、自分のできる範囲でステップアップを行うのがとても大事です。
まとめ
男性更年期は、男性ホルモンが低下していることで起こります。加齢によって減少するため、ある意味、全ての男性が男性更年期に直面することになります。
男性ホルモンは、放っておいても、勝手に増えたりはしません。そのまま放置していると、血管系に障害をきたして脳梗塞や心筋梗塞になる恐れがあります。
男性更年期を克服して完治するには、今の状態からワンステップでいいので行動を開始してみることを強くお勧めします。
具体的には、簡単な運動、食事の改善、有効なサプリメントを飲むことを始めてみてください。できない理由ではなく、どうすればできるのか? を考えていくようにすると、うまくいきますよ!